マックス、浴室暖房・換気・乾燥機の市場拡大へ
付加価値商品とリフォーム提案を強化
マックスは業界トップシェアを誇る電気式浴室暖房・換気・乾燥機の提案を強化する。付加価値商品やリフォームで取り組みに一層力を入れる。
マックス(東京都中央区・黒沢光照社長)は、浴室暖房・換気・乾燥機「ドライファン」の提案を強化する。同社は電気式浴室暖房・換気・乾燥機の製造・販売でトップシェア(シェア約54%)を誇るが、さらに訴求に力を入れ、シェア拡大と電気式浴室暖房・換気・乾燥機市場の開拓を目指す。
その一環として、付加価値商品の提案に力を入れる。高機能な200V タイプの訴求を積極的に行う。100V タイプより価格は高くなるが、洗濯物が早く乾き、冬場にはより短時間で浴室暖房できるメリットを訴求する。
また、シャープの高濃度「プラズマクラスター」技術を搭載した商品の訴求にも力を入れる。カビ菌などを抑えられる付加価値を提案していきたい考えだ。
リフォーム市場の開拓にも一層力を入れる。特に、ヒートショック対策等の観点から高齢者宅をターゲットにしたリフォーム提案を重点的に行う。ただし、高齢者宅はシステムバスではない湿式の浴室である場合が多く、配管・配線などの問題で浴室暖房・換気・乾燥機の取り付けが困難だ。このため、今後は、湿式の浴室でも施工しやすくする工夫を検討していく。
エンドユーザーの指名買いへ
認知度向上を図る
一方で、今後はエンドユーザーへの「ドライファン」の知名度向上にも力を入れる。「ドライファン」は浴室暖房・換気・乾燥機の専業メーカーであるシンワハイテクが1985 年に販売を開始。後にマックスが同社を買収したが、「ドライファン」のブランドは継続し販売実績は累計600 万台を超える。現在も年間40 万台以上を販売し、電気式浴室暖房・換気・乾燥機でトップシェアを誇るため、住宅事業者へは高い知名度を持つ。
加えて、今後は販売のさらなる拡大へ向け、エンドユーザーの認知も高めていく。新築注文住宅で「指名買い」を狙う。
例えば、2017 年に刷新した「ドライファン」のロゴをホームページやカタログ等の様々なところに露出させ、「ドライファン」の認知度を高める方針。
電気式浴室暖房・換気・乾燥機の市場は、ヒートショック対策などで注目を集め、年々拡大している。業界トップシェアを誇るマックスが、付加価値商品やリフォームなどの新たな領域で提案を強化することで、市場拡大にさらに弾みが付きそうだ。
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