ニューロスペース・2018年度「企業の睡眠負債」実態調査 会社員の7割超で不満抱える

原因は長時間労働や通勤時間

  


会社員の7割超が睡眠に不満――。こんな実態が、テクノロジーで睡眠課題解消に取り組むニューロスペースの調査で分かった。睡眠を妨げる原因の上位は仕事関連。働き方改革が声高に叫ばれる中、良質な睡眠を確保するためにも、仕事の方法などを見直す必要がありそうだ。

調査は2018年7~12月、東京都内に勤務する会社員を中心に実施した。

睡眠の満足度について最も多かったのは「あまり満足してない」で全体の60%に上った。「全く満足していない」人も14%おり、合計で74%の会社員が睡眠に不満を持っていた。

睡眠を妨げる原因の1位は「仕事による帰宅の遅さ」で33%(複数回答)。「ベッドでのスマホ」(21%)、「通勤時間」(18%)と続いており、上位3つのうち、2つが仕事関連だった。

理想の睡眠時間を尋ねたところ、平均で7時間37分。実際の睡眠時間は1時間20分少なく、いわゆる睡眠負債がたまっている会社員が多い実態が浮き彫りになった。

こうした睡眠負債が仕事に影響していることも判明。仕事中に眠気を「ほとんど感じない」人はおよそ4分の1にとどまり、それ以外は眠気を感じている。最も多かったのは「週に1、2回」で全体の47%を占めた。「毎日」も15%いた。

眠気による仕事の影響として、特に目立ったのは「業務効率の低下」で60%近くに達した(複数回答)。他には「作業ミス」や「サービスレベルの低下」、「対人関係の悪化」などもあった。

睡眠課題による経済損失は15兆円にも上るという調査データもあり、企業成長や企業価値向上にとって、いまや無視できない状況。働き方改革を機に、長時間労働を改善し、従業員の良質な睡眠確保につなげることが、企業業績の鍵を握りそうだ。

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