凸版印刷 IoT建材事業をスタート 建材で暮らしや健康見守り
製品の開発・提供で社会課題解決へ
凸版印刷(東京都千代田区・金子眞吾代表取締役社長)はIoT建材事業を新たにスタートし、床材とIoT機器を組み合わせた「ロケーションフロア」と「ステルスヘルスメーター」の販売を開始した。IoT機器を組み合わせた建装材の提供で社会課題解決に貢献したい考え。
凸版印刷は1956年に建装材印刷事業を開始して以来、意匠性や機能性、環境適正などに優れた建装材を開発・販売している。そのなかで同社は2018年よりIoT建材事業を開始し、12月に床材2種を発売した。床材にIoT機器を組み込むことで、意匠性を損なわず空間としての価値を維持しながらさりげなく居住者の暮らしや健康の見守りを行う。製品の提供を通して社会課題の解決に貢献したい考え。
位置検出デバイス搭載で増加する孤独死を防ぐ
12月に同社が発売した製品の一つが床材と圧力センサーを組み合わせることで位置検出を行う「ロケーションフロア」。開発の背景には、近年、社会問題化している「孤独死」を減らしたいという同社の思いがある。
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