窓の可能性

MUJI HOUSEは3つの商品を展開している。その一つが「窓の家」だ。2007年4月に発売と、すでに10年以上が経過している商品である。

「窓の家」の特徴は、暮らしをより豊かにする要素の一つとして「窓」をクローズアップしたこと。必用な場所に必要な大きさの窓を配置し、絵画を見るように風景を窓で切り取る。

先につくば市に建設された「窓の家」のモデルハウスは、吹き抜けのリビングに設置された窓を、2階はもとより1階も引違い窓ではなくFIX窓とする。あたかも壁を切り取った開口部は、ピクチャーウインドウと呼ぶにふさわしいものだ。

ここにきて各サッシメーカーの動きが変わってきた。これまでいかに断熱性能を高めるかを追求し、アルミからアルミ樹脂複合や樹脂窓へのシフトを図ってきた。訴求の仕方も、エネルギーコストの削減、暖かなく快適な部屋、そして温度差のない健康な家づくりと、高性能であることを背景としたメリットを訴求してきた。

そうした流れが一つの転換期に来ている。


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