金属外装材の高意匠化、高耐久化が加速
意匠、メンテナンスコスト削減などで新築市場でも高まる存在感
高意匠化、高耐久化を図った金属サイディングの提案が相次いでいる。金属ならではの意匠性、メンテナンスコスト削減効果などが支持され、新築市場でも存在感を高めている。
そのさきがけの一つと言えるのが、金属サイディング最大手のアイジー工業が2017年6月に販売開始した「SF-ビレクト」だ。
亜鉛メッキ鋼板に比べ3~6倍の寿命が期待でき、酸性雨・酸性雪に強いガルバリウム鋼板を採用することで、抜群の耐久性を付与した。さらに、色褪せに強い遮熱性フッ素樹脂塗装を施すことで、塗膜変褪色10年保証を実現している。
また、断熱材を裏打する独自の技術を活用することで、鋼板表面を美しく仕上げることに成功。金属横葺屋根のような意匠を金属サイディングで忠実に再現した。
金属サイディングはこれまでリフォーム市場で存在感を発揮してきたが、意匠性と、耐久性向上によるメンテナンスコスト削減などのメリットを訴求し、新築市場での採用を伸ばしている。
この商品により、金属サイディングの高耐久化、高性能化の流れが一気に加速した。
ニチハは2018年7月、同社の金属外装材のブランド、センターサイディングの商品ラインナップを拡充。耐久性に優れたフッ素塗装高耐食ガルバリウムめっき鋼板(鋼板厚0.35mm)を採用したプレミアムシリーズのラインナップに新商品「N型カーレンリーフ プレミアム」を追加した。
また、金属サイディングの中でも、高い人気を誇るメタル調の鋼板を用いて、これまでにないリーフ(葉)をモチーフとしたデザインを施すことで、独自性のある建物の演出に寄与する。
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