2018.5.29

トーコー、埼玉・東松山市に工場を新設

関東初の生産・物流拠点に

トーコーは埼玉県東松山市にトーコー埼玉工場を新設した。関東初の生産・物流拠点として北海道から東北、関東のエリアをカバーする。生産・物流機能を強化し、輸送コストを抑え、迅速な配送を実現することで、同エリアでの競争力を高めていきたい考えだ。

棟換気部材や、屋根、壁の板金役物などを製造・販売するトーコー(西田敏典代表取締役社長、奈良県生駒市)は、「トーコー埼玉工場」を竣工した。

同社は、これまで奈良県生駒市の本社工場を生産・物流拠点として全国に製品を供給してきた。

一方で2001年に埼玉県浦和に関東エリア初の営業所を開設し、本格的に関東地域での販売を開始し、市場開拓を進めてきたが、これまでは、奈良県生駒市の本社工場から運送会社を経由して関東エリアへ製品を供給するため、労働人口の減少、ドライバー不足のあおりを受け、輸送コストが増加し、また、繁忙期には納期通りに製品が届かないことも起こっていた。

そこで、新たに埼玉工場を新設することで、増大する東日本エリアの需要に迅速に対応し、一層のサービス向上を図りたい考え。「物流問題を根本から解決し、より細やかな対応ができる」(西田社長)としている。

さらに、同社では、奈良本社工場に加えて、埼玉工場を新たに整備し、関東に物流・生産拠点をつくることで、北海道を含めた全国で、より迅速に同社の製品・サービスを供給していきたい考え。生産・物流機能を分散させることで、予期せぬ災害時においても事業継続も可能になる。


この記事は会員限定記事です。
無料会員になると続きをお読みいただけます。

アカウントをお持ちの方

ご登録いただいた文字列と異なったパスワードが連続で入力された場合、一定時間ログインやご登録の操作ができなくなります。時間をおいて再度お試しください。