ノダ、木造建築の躯体設計・施工支援事業を強化
2000平方メートル以下の建築物の木造化を推進
ノダが推進する木造建築の躯体設計・施工を支援する事業が好調に推移している。4月12日には、静岡県富士川工場で設計・デザイン事務所の関係者などを招いたセミナーを開催し、木造化のメリットを訴求。新規参入者を増やし、さらなる事業拡大につなげていきたい考えだ。
ノダは、中大規模木造に対応したサービスとして、プレカットした構造材と接合金物などをセットで提供する「BIG-MJ SYSTEM」を関東エリア、中部エリア、東海エリアで展開し、2000平方メートル以下、2階建て以下の建築物(用途によっては3階建以下)を木造化する提案を強化している。
このサービスでは、在来軸組工法を合理化する梁受け金物「HSS金物」を採用。(一財)日本建築センターの接合部評定取得済みのHSS金物を、一般流通する集成材などと組み合わせて使用することで、構造用金物のコストを大幅に削減できる。1020mmの梁せいに対応でき、最大12mのスパンを飛ばすことが可能だ。
さらに、同社では、自社を窓口とした構造設計協力業者のネットワークを構築しているほか、協力工事業者による施工部隊も用意しており、構造計算、躯体施工も請け負う。また、一般流通する中小断面の集成材などを多用し、コストダウンを積極的に推進している。加えて、建材メーカーとして、施設の用途に応じた内装多機能建材も提供する。設計から躯体施工、内装施工まで中大規模木造建設をトータルサポートする体制を整備。こうした強みが支持されて、採用実績は右肩上がりで伸び、2017年11月時点で、同社が手がけた木造建築の実績は350棟を突破した。老人介護施設や教育施設、店舗、社屋・倉庫、病院、ホテルなど様々な用途の建築物でBIG-MJ SYSTEMが採用されている。
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