日集協、大断面集成材を規格化 使いやすさやコスト低減促す
1㎥当たり10~13万円台に
日本集成材工業協同組合は、大断面集成材製造企業15社の賛同を得て、大断面集成材の規格化に踏み切る。部材が規格化されることで、接合金物などを含めた標準工法の普及も進み、建設コストの低減効果が期待できる。中大規模木造市場拡大に向けさらに強い追い風となりそうだ。
盛り上がる中大規模木造市場では、一般流通材を使用して、施工の手間とコストを抑制しようという動きが加速しているのに対して、大断面集成材については、むしろ敬遠される傾向にあった。ほとんどが特注対応となるため、、部材コストを押しあげ、RC造やS造に対して価格競争力を発揮しにくいためだ。
こうした状況に危機感を募らせた日本集成材工業協同組合(日集協)は、2017年度から、大断面集成材の規格化に向けた検討会を設置し、協議を進めてきた。5回にわたる検討会を経て、規格部材の絞込みを行い、2018年4月、大断面集成材製造企業15社の賛同を得て、大断面集成材の規格化に踏み切ることを決定した。「大断面集成材の部材寸法が規格化されれば、接合部の仕様なども含めた工法の標準化も進むことが期待される。中大規模木造建築の建設コストを下げることが可能になる」(日集協)
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