トクラス、「居心地の良さ」追求する新商品戦略を展開

新発売のバス、イメージは“夜の露天風呂”


トクラスはシステムバスとシステムキッチンの商品開発で「居心地の良さ」を一層強化していく。今回、こうした考え方に基づきシステムバスの新商品を発売、システムキッチンについても商品力の強化を図った。

ここ数年、バス・キッチンなどの水まわり設備メーカーは清掃性や家事効率などを売りにした商品の開発に主軸を置いてきた。だが、こうした取り組みのレベルは拮抗してきており、差別化が難しくなってきている。このため、トクラスは「居心地の良さ」に主軸を置いた商品開発戦略を行っていく。「特別な日に特別な場所で贅沢をして楽しむのではなく、居心地の良い住空間をかたちづくることで、日常の暮らしを充実させて楽しみたいと考える人が増えている」(トクラス)という。

今回、こうした戦略に基づいたシステムバスの新商品「YUNO(ユーノ)」を開発、今年4月23日から販売を行っていく。2015年以来の3年ぶりとなる新商品で、中高年のリフォーム層をメインターゲットに訴求していく。YUNOで「居心地の良さ」を作りだすためにこだわったポイントのひとつが照明環境だ。演出効果を高めたダウンライト「みなもライト」を搭載。従来に比べ光の照射範囲を小さくし光の拡散を抑えたことで、壁に陰影をもたらす。また、バスタブ内の水面に柔らかな光のゆらぎを生み出すとともに、そのゆらぎが天井に反射し空間の演出効果を一層高める。「夜の露天風呂をイメージした」(同)という。

壁紙にも居心地の良さを高める工夫を施した。表面のコーティング層に従来より厚くなめらかで光の映り込みが美しい素材を採用した「コートウォール」を採用。自然の景観をモチーフにした壁柄を揃え、自然の中にいるような空間作りを行う。

システムキッチン「Berry」では、オープンシェルフを設けるなど、リビングとのつながりに配慮することで居心地の良さをもたらす
システムバスの新商品「YUNO」では、光のゆらぎ効果などでリラックスして居心地の良い浴室空間を作り出す

キッチンはリビングとの調和

今回、システムキッチン「Berry(ベリー)」も居心地の良さにこだわり、商品力の強化を図った。LDK一体空間が当たり前となりキッチンとリビングの繋がりが一層重要になってきている。こうしたことから、居心地の良いキッチンにするためにリビングとの調和に配慮した取り組みを行った。

そのひとつが、リビングに面したキッチンカウンターの扉にオープンシェルフを設けたプランを追加したこと。愛着のあるものを見せたり、四季折々の演出を行う飾り棚として利用することでキッチンを家具のようにしリビングとの調和を図る。

キッチンやバスといった水まわり設備は日々の暮らしに強く結び付いており、住空間の居心地に与える影響は大きい。それだけに、居心地への配慮を強化したトクラスの取り組みは消費者からの支持を集めそうだ。

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