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木造化の次の有望株は宿泊施設 軸組やツーバイフォーの木造ホテルが続々

外国人旅行者急増の追い風も

老健施設や保育園などに次ぐ木造化の有望株として宿泊施設が注目を集めている。実際に、軸組工法やツーバイフォー工法で木造ホテルを建てる事例が相継いでいる。

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近年、拡大する木造建築市場だが、建物の用途別に見ると、老健施設・福祉施設や、保育園などが大半を占めている。木造ならではの快適な住環境が、利用者のニーズにマッチしているほか、建築費の高騰や職人不足などの要因により、木造の優位性が顕在化し始め、口コミでさらに評判が広がるという波及効果が生まれている。さらにここにきて、外国人旅行者数が急増するなかで、都市部、地方を問わず、木造優位の追い風を、ホテルなどの宿泊施設の市場にも吹き込もうという動きが活発化している。

ノダが中大規模木造市場向けにプレカットした構造材と接合金物などをセットで提供する「BIG-MJ SYSTEM」が現在、軽井沢で建設中のホテルに採用された

中大規模の低層ホテルを木造化

建材メーカーのノダは、中大規模木造市場向けにプレカットした構造材と接合金物などをセットで提供する「BIG-MJ SYSTEM」の提案を強化しているが、現在、長野県・軽井沢で建設中のホテルに、同システムが採用された。同システムでは、在来軸組工法を合理化する梁受け金物「HSS金物」を採用。(財)日本建築センターの接合部評定取得済みのHSS金物を、一般流通する集成材などと組み合わせて使用することで、建設コストを大幅に削減できる。今回の軽井沢の案件では、全16 棟、合計2871坪にのぼる低層ホテルを木造で建設する。完成は2018年6月の予定。

同社は、同システムを関東エリア、中部エリア、東海エリアで展開し、2000平方メートル以下、3階建て以下の建築物を木造化する提案を強化しており、数百棟の採用実績を誇るが、ホテルでの採用は、今回の案件が初となる。

ツーバイフォーで木造ホテルを建設する事例も出てきている。京都でツーバイフォー工法の注文住宅事業を展開するリヴ(波夛野賢代表取締役)は、京都府長岡市で、地域初の木造ホテル建設を進めている。1、2階部分が鉄筋コンクリート造、3~5階部分がツーバイフォー工法の木造の混構造5階建の建築物(延床面積は561平方メートル)。木造部分には、内壁、天井、床に厚さ21mmの強化石こうボードを張り、1時間耐火性能を確保する。

同社は、ツーバイフォー工法による中大規模木造の提案強化に積極的で、2017年には、京都府日向市に、地域材を活用したツーバイフォーの大型商業ビルを建設した。地域の中小工務店が大型商業ビルを木造で建設したのは、全国初の取り組み。ツーバイフォー住宅を手がける大工の技術力を活用し、住宅建設で用いられる一般流通材を多用して建設コストを抑えた。「ツーバイフォー工法で中大規模木造を建設するメリットを訴求して事業拡大を目指したい」(同社)考えだ。

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ハウジング・トリビューンVol.631(2021年22号)

特集:

2030年住宅への設置率6割は可能か
初期費用、条件不利地域へのソリューション

国は2030年に住宅での太陽光発電の設置率6割を目標とする考えを示した。
現状の設置率は1~2割とみられ、非常に高い目標と言える。
100万円以上を必要とする「高額な初期費用」や、十分な発電効率を得るのが難しい「条件不利地域」といった課題があるなか、住宅事業者は設置率6割に向けてどのように取り組んでいけば良いのか──。
住宅太陽光発電マーケットの最前線を追う。

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