木造化の次の有望株は宿泊施設 軸組やツーバイフォーの木造ホテルが続々
外国人旅行者急増の追い風も
老健施設や保育園などに次ぐ木造化の有望株として宿泊施設が注目を集めている。実際に、軸組工法やツーバイフォー工法で木造ホテルを建てる事例が相継いでいる。
近年、拡大する木造建築市場だが、建物の用途別に見ると、老健施設・福祉施設や、保育園などが大半を占めている。木造ならではの快適な住環境が、利用者のニーズにマッチしているほか、建築費の高騰や職人不足などの要因により、木造の優位性が顕在化し始め、口コミでさらに評判が広がるという波及効果が生まれている。さらにここにきて、外国人旅行者数が急増するなかで、都市部、地方を問わず、木造優位の追い風を、ホテルなどの宿泊施設の市場にも吹き込もうという動きが活発化している。
中大規模の低層ホテルを木造化
建材メーカーのノダは、中大規模木造市場向けにプレカットした構造材と接合金物などをセットで提供する「BIG-MJ SYSTEM」の提案を強化しているが、現在、長野県・軽井沢で建設中のホテルに、同システムが採用された。同システムでは、在来軸組工法を合理化する梁受け金物「HSS金物」を採用。(財)日本建築センターの接合部評定取得済みのHSS金物を、一般流通する集成材などと組み合わせて使用することで、建設コストを大幅に削減できる。今回の軽井沢の案件では、全16 棟、合計2871坪にのぼる低層ホテルを木造で建設する。完成は2018年6月の予定。
リンク先は各社のサイトです。内容・URLは掲載時のものであり、変更されている場合があります。
-
大和ハウス工業、川崎市と連携し開発した「殿町プロジェクト」が「都市のオアシス」に認定
2024.04.18
-
ヒノキヤグループ、北海道初の住宅展示場 4/27オープン
2024.04.18
-
積水化学工業、小屋裏のある鉄骨三角屋根の家『ドマーニブライト』発売
2024.04.18
-
東京セキスイファミエス、『リノベーションハイムギャラリー ヨコハマくらし館』 4月27日(土)オープン
2024.04.18
-
大建工業、ワイドデザインフロア『トリニティグランデ』を発売
2024.04.18
内容・URLは掲載時のものであり、変更されている場合があります。
-
トルネックス 全館空調をテーマに、坂本名誉教授と松尾氏のトークセッションを開催
2024.04.16
-
住宅保証機構、パラマウント硝子工業、日本住環境 「快適性」「耐久性」をキーワードに断熱・気密を解説
2024.04.11
-
アキレス・パラマウント硝子工業 4月に等級7の家の完成見学会を開催
2024.04.05