2017.11.1

ミサワホーム、住宅ローンを肩代わりする「ノンリコオプション」

JTIの「かeせるオプション」を利用し業界初の新提案

ミサワホーム が「ミサワ ライフデザインシステム」の提案を始めた。住宅新築後に起こり得る様々な暮らしの変化に対応し、自宅を「貸せる」「売れる」に加え、(一社)移住・住みかえ支援機構(JTI)の新制度を活用した「返せる」しくみを導入。住宅ローンの返済が難しくなった時など、JTIがローン返済を引き受ける。実質的ノンリコース化を実現する業界初のしくみだ。

ミサワホームが新しい住宅取得スタイルを提案する「ミサワ ライフデザインシステム」を開始した。

ミサワホームでは2009年に「住まいるりんぐシステム」を構築し、JTIの「マイホーム借上げ制度」を活用した自宅を貸せるしくみを提案。マイホーム借上げ制度を利用する際に最低家賃保証が付く「かせるストック(定額型)」を利用し、いつでも必要な時に自宅を貸し出すことができ、最長50年間、安定した家賃収入が保証されるものだ。

また、優良ストック推進協議会のスムストック査定制度を活用した売却手法も提案してきた。スムストック査定制度では住宅・建物と土地の価格を分離表示し、住宅・建物についてはスケルトン部分(構造躯体)とインフィル部分(内装や設備機器)に分けて査定する。耐用年数が異なるスケルトンとインフィルを別々に査定し、建物と土地も別々に表示することで、それぞれの価格を明瞭にし、適正な評価を行う。住宅をより高く売却できる可能性が高まるのだ。さらに、住まいの売却時に、購入する人に現在の低金利ローンを継承できるアシューマブルローンを併用できるしくみもつくった。

「住宅を新築、購入する顧客に対し、将来住み替えが必要になった場合の「貸せる」「売れる」しくみとして提案してきた」(営業企画部 販売企画課 千葉光課長)としている。

今回、JTIの新制度を活用した「返せる」しくみを加え、新たに「ミサワ ライフデザインシステム」として提案を始めた。

かeせるオプションのスキーム
かeせるオプションのスキーム

万が一のセーフティネットに


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