2017.10.24

長谷萬「木育の家」 国産材をふんだんに使った“木育住宅”

CLTを内壁に取り入れ独自の意匠も

長谷萬(東京都江東区、長谷川健治 社長)は、材木問屋の強みを活かして「木育の家」の提案を行っている。良質な国産材を豊富に使うことでリラックス効果を訴求。まだ戸建て住宅では導入事例の少ないCLTも取り入れている。


「木育の家」の第一弾「加賀町:木育の家」(東京都新宿区)が今年3月に竣工した

「加賀町:木育の家」ではCLTを内壁の構造として採用し、被覆や塗装することなくあらわしで使うことで、内装の木質化も図っている

CLTは板の層を各層で互い違いに直行して重ねて作るため、積層面は柾目と年輪が互い違いに並んで見える独特の意匠になる

「ブレットシュタッペル」という技術で木育広場のベンチと格子を製作。釘を使わずにダボで組み立てることで、空間に一層木質感を出す

高級ラインのブランド立ち上げ 今年3月に第一号が竣工

長谷萬はおよそ100年前の1921年、東京・木場で創業した材木問屋だ。仕入れた材木を販売するだけでなく、自分たちでも使って住宅を供給しようと1979年に「カスタムホームズ」を設立。ツーバイフォー工法の住宅建築事業を開始した。当初は富裕層を中心に外国人向けの高級賃貸住宅の供給や別荘、賃貸住宅の供給を行っていたが、現在は一般の戸建注文住宅の供給にも力を入れている。

坪90万円台くらいの高級ラインと坪60万円台くらいの普及価格帯ラインがあり、普及価格帯ラインについては「ぬくもりの家」というブランドを作り訴求を行っている。一方で、高級ラインについてはこれまで特別なブランドはなかったが、「木育の家」というブランドを立ち上げ、東京都新宿区で第一弾として「加賀町:木育の家」が今年3月に竣工した。


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