LIXIL住宅研究所アイフルホームカンパニーでは、セシボの新シリーズとして、「極(きわみ)」、「零(ぜろ)」、「爽(そう)」という3商品を発売した。最上位仕様となる「極」では、UA値0.30という断熱性能を実現しており、「ミライまで健康・快適に暮らせる家」を提案していく。

発売から10年が経過し、商品体系の見直しを行った「セシボ」

人気のソファダイニングにより、家族間のコミュニケーションを促す提案も

セシボシリーズ発売から10年 商品体系を全面見直し

LIXIL住宅研究所アイフルホームカンパニーの主軸商品であるセシボシリーズは、2008年の販売開始以来、キッズデザインをコンセプトに、「安全・安心」、「生涯コストの抑制」などにこだわり、商品開発を進めてきた。そして今回、セシボシリーズの発売から10年が経過したことを記念し、商品体系を全面的に見直し、フラッグシップモデルとなる「極」、ZEH基準仕様の「零」、省エネ基準レベルの「爽」という3商品を新たに発売した。

いずれの住宅も「ミライまで健康・快適に暮らせる家」をテーマに開発しており、「単にZEHであるというだけでなく、健康寿命を延ばすような住宅を目指した」(同社商品統轄部 高橋司郎 統轄部長)という。

ZEH仕様の価格は40坪・太陽光発電込みで1659万円

3商品のうち、「極」についてはオリジナルの高断熱パネル「HQP―W(ハイクオリティパネル―ダブル)」にフェノールフォームの付加断熱を行うことで、UA値0・30という高断熱性能を実現している。これは経産省のZEH基準を約20%も上回る性能だ(6地域)。

また、「いくら断熱性能を高めても、気密性能を確保しなければ、快適・健康かつ省エネな住宅にはならない」(高橋執行役員統轄部長)として、C値も0・61という性能を発揮する。サッシにはクリプトンガス入りのトリプルガラスを搭載したLIXILのエルスターXを採用。

太陽光発電も標準で搭載しており、BELSの第三者認証の取得も行うという。まさにフラッグシップモデルと呼べる住宅だ

一方、「零」は標準商品として提案していくもの。標準商品と言っても、断熱性能はUA値0・52、気密性能はC値0・61となっており、ZEH基準を上回る性能を誇る。

サッシにはアルゴンガス入りのトリプルガラスを搭載したLIXILのサーモスXを採用している。こちらも太陽光発電を標準で搭載している。

「爽」は国の省エネ基準をクリアした商品で、UA値は0・69。この商品だけ太陽光発電は標準搭載になっていない。

建物本体価格(税抜)は40坪、4・8Kwの太陽光発電搭載で、「極」が1920万円、「零」が1659万円。「爽」は太陽光発電無しで1192万円。3商品ともに非常にコストパフォーマンスが高い住宅となっている。
初年度はセシボシリーズ全体で1800棟の販売を目指す。

2017年度のZEH比率を10%に

同社では、今回の新たなセシボを市場に投入することで、ZEH比率を高めていきたい考えだ。

2016年度のZEH比率は約5%であったが、これをまずは17年度には10%にまで伸ばしていく計画。また、2020年度までに50%以上にまで高めていく方針を打ち出している。現在、同社における太陽光発電の搭載率は順調に伸びてきており、16年度時点で41%に達している。

その一方で高気密・高断熱住宅の比率は16年度時点で4・8%という状況。こうした状況も考慮し、今回の新商品では大幅に気密・断熱性能を向上しており、ZEH比率の押し上げにつなげていこうとしている。

キッズデザインや家事負担の軽減などで子育て世帯を支援

3商品の耐震等級は、いずれも3相当となっており、「極」と「零」には制震システムを採用している。また、従来商品のコンセプトを引き継ぎ、キッズデザインの思想を盛り込んでおり、マグネットでホワイトボードに取り付けるクッション性のある壁材「カメレオンクッション」や浴槽などへの転落を防止する「チャイルドロック」、衝突時のケガを抑制するR出隅などを提案している。

また、パントリーを中心に効率的な動線を実現する「ママサポート動線」など、共働き世帯を助けるための配慮を施す。この「ママサポート動線」は、買い物から帰ってきたら、パントリー裏に荷物を置き、そのままクローゼットで上着を脱いだ後に、パントリーのキッチン側から買ってきた食材などを冷蔵庫などに入れることができるというものだ。

その他にも、家事や子育てを快適にする「ぐるぐる動線」や洗濯物の室内干しができるファミリースペースなども提案する。

趣味のコレクションを飾ったり、書棚として好きな本を並べるなど、自由に楽しむことができる「おしゃれカウンター」など、自分の時間を楽しむ工夫も盛り込む。

優れた住宅性能とこうした生活提案によって、「ミライリッチ」な住宅を提案していく方針だ。

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