目指すはシェア25% 次の一手は「ダークミル」

ポラテック 北大路康信 専務取締役

ポラスグループのポラテックでは、日本一のプレカットメーカーとして、プレカット業界の変革を促すような取り組みを推進している。
同社の北大路康信専務取締役に、さらなるシェア拡大に向けた”次の一手”を聞いた。

ポラテック 専務取締役 北大路 康信 氏
ポラテック 専務取締役 北大路康信 氏

──今後のプレカット市場を取り巻く状況をどのように見ていますか。

木造住宅のプレカット率が上昇するなかで、当社のプレカット部門も順調に業績を伸ばしてきました。また、プレカットとエンジニアリングウッドによって、わが国の木造住宅の品質は飛躍的に向上したと言っていいでしょう。

その一方で、ピーク時に900社くらいあったプレカット工場は、半数以下にまで減少しているとも言われています。

こうした状況は、住宅着工数の減少とともに、さらに色濃くなっていくと予想しています。現時点で100万戸近くの新設住宅着工戸数がありますが、いずれは50万戸にまで落ち込む時代を迎えるでしょう。

しかし、50万戸時代を迎えたとしても、元気に住宅事業を継続している企業は存在するはずです。プレカット業界も同じです。業者数は減少していくかもしれませんが、50万戸時代のなかで着実に好業績を維持する事業者もいる。

当社としては、50万戸時代を生き抜くためにも、今から一歩、二歩先を見据えた取り組みを進めていく必要があると考えています。

──一歩、二歩先を行く取り組みとは。


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