神奈川県住宅供給公社、二宮団地にセルフリノベーション制度を導入
団地再編を核とした地域の魅力づくりを進める
神奈川県住宅供給公社は、二宮団地再編プロジェクトの一環として二宮団地(神奈川県中郡二宮町)の公社賃貸住宅に「 セルフリノベーション制度 」を導入した。退去時の原状回復を不要とした制度の導入により入居促進を図るとともに、二宮団地を中心として地域の魅力づくりを推進する。
神奈川県住宅供給公社は、二宮団地再編プロジェクトを進めている。二宮団地は、4階、5階建ての集合住宅で構成する団地。開発から50年が経過し住宅や施設の老朽化に加え、若者の流出や少子高齢化が進んでいる。今回のプロジェクトでは「さとやまライフ」をキーワードに、地域や行政とともに「公社賃貸住宅のコンパクト化」、「団地と地域の魅力づくり」、「賃貸住宅の入居促進」を進めようとしている。コンパクト化によって現在28棟856戸ある公社賃貸住宅を18棟580戸にまで集約する。
二宮団地再編プロジェクトの一環として導入されたのが、「セルフリノベーション制度」である。これは、入居者自身のDIYによる内装などの工事を可能とし、退去時の原状回復を不要とするもの。通常の住戸よりも安い賃料設定にし、入居前の工事を行うのに必要と想定する期間の家賃を免除する。
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