我慢に勝る提案
住宅関連企業の2016年度の 決算 が出揃った。各社ともに事業の多様化が進んでおり、事業環境の変化によって多くの企業が同じように業績が上下する時代から、事業戦略の差によって明暗が分かれる時代へと突入したようだ。
そのなかで、少し気になるのがリフォーム事業の停滞感。業種に関係なく、多くの企業でリフォーム事業が伸び悩んでいる。
リフォーム事業へと人員をシフトし、事業拡大を図ってきた住宅メーカーの多くは、ここにきて売上高の伸びが鈍化してきている。また、リフォーム比率の向上に努めてきた建材・設備メーカーについても、リフォーム事業の停滞感を口にする企業が増えてきた。
(公財)住宅リフォーム・紛争処理支援センターが推計した住宅リフォーム市場規模によると、2013年に約7.49兆円であった広義のリフォーム市場規模は、14年に約7.37兆円、15年に約7.09兆円と減少を続けている。
その一方で、既存住宅市場の拡大に伴い、既存住宅購入時に大規模なリフォーム工事を行おうというニーズが増えているという声も聞かれる。つまり、市場拡大を阻害している大きな要因は、既に持家に居住する高齢者を中心とした層の需要の減退だろう。
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