2017.4.28

省エネ性能、耐久性など、高付加価値建材が続々 より「安心・安全」「快適」な住まいづくりを支援

2017年 春の“イチオシ”商品 建材編

 

住宅性能のさらなる省エネ化が求められる中で、多くの建材メーカーが、住宅の高性能化に寄与する断熱材や窓サッシなどを2017年春のイチオシ商品としてあげた。


カネカケンテックのイチオシ商品は、押出法ポリスチレンフォーム断熱材「カネライトフォームFX」。その理由を「ZEHなどに取り組む、住宅事業者の高性能住宅づくりのニーズに合致するため」としている。「伝導」「輻射」「対流」という熱伝導の3要素を抑制することが断熱性能に関わると言われているが、同製品では、「輻射」と「対流」を従来品よりも抑制することで、0.022W/(m・K)という最高レベルの熱伝導率を達成している。

旭ファイバーグラスは、高性能グラスウール断熱材「アクリアαシリーズ」をイチオシする。世界初の約3ミクロンの超細繊維を製造することに成功。「標準的な柱の厚みで、熱抵抗値3.3平方メートル・K/Wを達成した。これにより平成28年度省エネ基準の寒冷地の壁に要求される断熱性能をクリアできる」(同社)。ホルムアルデヒドを一切含まないノンホルタイプのグラスウール断熱材としても定評がある。

パラマウント硝子工業は2016年4月からノンホルムアルデヒド化を実現した高性能グラスウール断熱材「ハウスロンZERO」を発売。一層の安全性の向上を図った上で、ZEHなどにも対応できる高い断熱性能も付与し、熱伝導率0.038W/m・Kという優れた断熱性能を発揮する。また、室内側の防湿フィルムを断熱材と一体化し30mm以上の留め付け耳幅を確保することで施工性の向上も図った。「人や地球にやさしく、施工性も良いハウスロンZEROが高断熱・高気密住宅のスタンダードとなってほしい」(同社)。

住宅で最も熱の流出入が大きい窓の高断熱化も重要に


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