2025年度に売上高1兆円へ 戸建住宅のシェアアップと 新規事業に果敢に取り組む
旭化成ホームズ 川畑文俊 代表取締役社長
旭化成ホームズの新社長に川畑文俊氏が就任した。入社以来、一貫して営業現場に携わってきた川畑氏。住宅市場が縮小に向かうなか、同社の業績も踊り場を迎えている。“2025年度に売上高1兆円”の目標実現に向け、その舵とりに注目が集まる。
私は関西の出身なのですが、1982年の入社以来、一貫して東京や千葉、茨城など関東の営業現場を歩んできました。
まだ入社して間もない頃の話ですが、ご契約いただいたお客さまのお宅に招かれ、食事をごちそうになったことがありました。そのことを母親に話すと、「それはいい仕事に就いたね」と言われました。家を買ってもらったうえ、食事にまで招待してくれるなんて、本当にいい仕事に就いたと実感したのを今でも覚えています。
この3年間はマーケティング本部で営業戦略や商品開発にも携わってきましたが、営業の現場を熟知していることが自分の強みだと思っています。これからも現場に密着した営業活動を推進していきます。今後、住宅市場は厳しさを増しますが、さらなるシェア向上を目指し、何事にも積極果敢にチャレンジしていきます。
当社は2025年度に売上高1兆円という目標を掲げています。そのためにもロングライフ住宅戦略をより一層推し進め、当社の強みである建替えを推進し、住宅ストックの良質化を図っていきます。住宅市場が縮小し競争は激化しますが、しっかりと勝ち抜いていきます。
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