2020.10.13

大谷信介「都市居住の社会学」

本書は、戦前から戦後に至る日本の住宅事情・政策の変遷から説きおこし、日本社会および産業構造がいかに変容し、人々が都市へ向かったのか、都市化の変遷を概観する。それとともに、関西の8つの大規模ニュータウンを調査した「関西ニュータウン調査」や住宅地図を活用してデータベースを構築した「西宮マンション調査」等での知見を活用しながら、これまで社会学領域で蓄積されてきた社会調査を再検討し、都市居住の問題点、さらには日本の住宅政策の課題を考察する。

都市居住の社会学
著者:大谷信介
価格:2750円(消費税込)
発行:ミネルヴァ書房