2024.5.27

LIFULL「老卒採用」を開始

65歳以上のシニアを募集

65歳以上のシニアを募集する新たな取り組み「老卒採用」を開始した。

内閣府が公表した「令和5年度高齢社会白書」によると、2025年には国民の約3人に1人が、65歳以上の高齢者になると見込まれている。また、総務省統計局「労働力調査」によると、2022年の就業者数に占める高齢者の割合は13.6%で、就業者の7人に1人が65歳以上となっており、多くのシニアが65歳以降も働き続けている。

しかし、同社が実施した「シニアの就業に関する意識調査」では、これまでの経験を活かして働きたいと考えるシニアは多くいる一方、シニア採用を積極的に行っている企業はわずか2割にとどまる。「年齢(高齢であること)を不採用の理由として考慮したことがある」と採用担当者の6割以上が回答しており、経験とスキルを持つシニアと企業の間で大きなギャップがあることが明らかになった。

こうした背景を踏まえ同社は、あらゆる人が年齢・性別・国籍などの属性に関係なく活躍するための取り組みの一環として、“歳をとったら引退しなきゃ、なんてない。”をコンセプトに「老卒採用」を開始。伊東祐司社長は、「『老卒採用』を通じて“老い”に対する既成概念に気づき、卒業しようとするきっかけを提供していきたい。これまでの“超経験”を活かして自身の可能性を切り開こうという情熱を持つ方は、ぜひエントリーを」と話す。

募集ポジションは、営業(営業部門のアドバイザー/LIFULL HOME′S、クリエイティブ(コピーライター)、法務(法務部門の社内研修の企画・講師、法務・コンプライアンスのナレッジマネジメントのアドバイザー、国内・海外のグループコンプライアンスのアドバイザー)の3つだ。募集期間は6月10日まで。WEBエントリー → 書類選考 → 面談1〜2回(オンライン)の選考フローを経て決定する。