スタンレー電気 深紫外線技術を応用した除菌製品ブランドに注力
パリのメゾン・エ・オブジェに展示
スタンレー電気(田辺徹代表取締役専務)は、除菌製品ブランド「AℓNUV(アルヌーブ」を今年1月に立ち上げ、空気除菌機などの製品展開に注力する。アルヌーブは、深紫外線光源技術を応用した除菌製品シリーズ。世界最高レベルの除菌効果を発揮する波長265mmの深紫外LEDデバイスを搭載している。
9月8日から13日にパリで開催される、世界で注目を集めるプロ向けの展示会「メゾン・エ・オブジェ」で、アルヌーブの新製品を展示する。
展示を行うのは、石井幹子氏・石井リーサ明理氏の母娘照明デザイナーデュオによる公式展示ブース。ポスト・コロナ時代に向けた「これまでを超えたライティングとライフスタイルのあり方」を提案する。
スタンレー電気は、オカムラ(中村雅行代表取締役社長執行役員)、エアウィーブ(高岡本州代表取締役会長兼社長)などと共に協力出展する。
一方、アルヌーブの新製品として、デスクトップタイプとポータブルタイプの2種類を市場投入した。
デスクトップタイプの「AirD」は、スリムな小型の空気除菌機。会議室や診察室などの卓上で使える、パーソナル向けの空気除菌機だ。
ポータブルタイプの「AirP」は、持ち運び可能な空気除菌脱臭機。玄関やトイレ、車の中などに設置することで、除菌と脱臭のダブルの効果が期待できる。
同社は「新たに除菌ビジネスへ挑戦し、さまざまな除菌製品へ技術を応用していく。今後は見える光だけでなく、見えない光についても訴求していきたい」としている。
なお、前述のメゾン・エ・オブジェの展示では、景観照明「LEDSFOCUS(レッズフォーカス)」シリーズも展示する。同社が自動車のヘッドランプで培ったレンズ技術を応用し、超挟角配光を実現した景観照明シリーズだ。ナイアガラの滝をはじめ、世界中のモニュメントや建造物のライトアップに採用されている。発光色が金色のタイプは、石井幹子デザインによる光彫刻「ゴールデン・コラム(黄金の柱)」に採用。エッフェル塔を金色に彩った実績も持つ。
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