2021.6.24

大東建託 工務店・設計事務所に注文住宅の顧客を紹介

共同仕入れなどのサービスも提供

大東建託は、2021年10月より「注文住宅の顧客紹介事業」をスタートさせる。注文住宅の建設を検討している顧客を工務店や設計事務所などに紹介するもので、あわせて関連企業とも連携しながら共同仕入れによる住宅資材の購入サービスなども提供していく。


同社によると、賃貸住宅のオーナーなどのステークホルダーから注文住宅建設の相談を受ける機会が少なくないという。そこで工務店や設計事務所にこうした見込み客を紹介する事業を試行的に行っていく。

工務店や設計事務所を募集し、注文住宅の建設を検討している賃貸住宅オーナーや入居者などを紹介していく。2022年度を見据えて事業を本格化していく方針で、将来的には一般消費者にも対象を拡大していくという。

工務店や設計事務所は、紹介が成立すると紹介料を大東建託に支払う仕組みだ。住宅建築に関する契約は工務店や設計事務所と施主との間で行う。

また、住宅あんしん保証による建設関連保険の優待加入サービスや住宅ソリューションズの共同仕入れによる住宅資材の購入サービス、iYellの住宅ローンアプリ「いえーる ダンドリ」などのサービスも斡旋し、工務店や設計事務所の事業を支援していく。

2025年度には工務店・設計事務所の登録数2000社、年間紹介件数1600件にまで成長さていきたい考えだ。 賃貸住宅オーナーだけでなく、管理している賃貸住宅の入居者との接点を持つ大東建託だけに、見込み客に関する情報をいち早く取得できる可能性があり、地域の工務店や設計事務所との連携により、新たな受注経路の開拓へとつながりそうだ。