2025.11.13

パナソニック エレクトリックワークス、居室の四隅にコンセント配置を提案

リビングダイニングに31口以上を推奨

 

パナソニック エレクトリックワークスは、電気設備の観点から住まいづくりをサポートする活動「でんきの設備でeくらし」を開始。住宅内の配線計画に関する新提案を示した。

昨今、家庭内で使用する電気機器の増加などにより、住まいのコンセントが不足している。同社の調査によると、家庭内のコンセントの位置、もしくは数に対して約75%の人が不満を持っている。

今回、時代の変化を踏まえ、約30年ぶりに住まいづくりの電気設備プランを提案する。その一つである配線計画の主なポイントとして、居室には四隅にコンセントを配置することを挙げた。現在の住まいづくりの主流である、二隅配置では、家電や家具が増えることにより、使いにくくなるケースがある。四隅配置にすることで、すべてのコンセントが家具などで隠れてしまうことを防ぐ。また、使用する家電やくらし方に合わせて、使いやすい位置にコンセントを配置することも重要とした。

さらに、家族全員が過ごすリビングダイニングには31口以上、キッチンには20口以上のコンセントを設置を推奨。ベースの数にゆとりを持たせることで、延長コードなどを使わずに済むようになる。

家を建てた後に電気設備を増設するには工事が必要になる。コストと手間を抑えるためにも新築時から先読みして電気設備を計画することが重要だ。