住まいの収納に課題感、20年前から変わらず
PLTが世代間調査
住まいにおける収納への課題感は世代間を問わず、20年以上前から変わっていないことが、プライム ライフ テクノロジーズ(PLT)の調査で明らかになった。
この調査は、注文住宅の入居から20年以上経過している“シニア”オーナー(50代以上)と、同じく5年以内の“ジュニア”オーナー(40代以下)の暮らし方などを比較したもの。パナソニック ホームズ、トヨタホーム、ミサワホームのグループ3社および、ミサワホーム総合研究所と共同で実施した。
調査の結果、暮らしの中で収納に悩みを感じる人が多いことが分かった。ライフステージごとに収納に困ったものを聞くと、シニア、ジュニアのいずれでも子どもの成長に伴い衣類や靴が増え続け、特に衣類の収納に困る傾向が高くなっている。
詳しくみると、シニアでは子どもの誕生前から衣類の収納に悩みを抱える人は30%。以降、子どもの成長に伴って一貫して増加している。ジュニアについても子どもの誕生前が41%であり、その後の傾向はシニアと変わらない。
PLTは、「ライフステージの変化を見越した住まいの設計や、事前に住みこなし方を考えておくことが重要」としている。

間取りは20年で大きく変化
また、間取りについての調査では、世代間での常識に大きな差がみられた。
「自宅にどのような部屋・スペースがあるか」聞くと、「独立した和室」はシニアで52.4%が採用していたのに対し、ジュニアでは10.1%と顕著に少ない。加えて、納屋やバルコニーもシニアで採用が多いが、ジュニアでは低い。
一方、ジュニアで採用が多くシニアで低いものもある。パントリーはジュニアの69.2%が採用しているが、シニアでは16.8%となっている。そのほか、玄関土間やファミリークロゼットの採用がジュニアでは多かった。

ジュニアでこうした部屋・スペースの採用が多い理由として、時間のない共働き子育て世代のライフスタイルに適した利便性の高い空間として支持を集めているとPLTは分析している。
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