New   2025.9.19

ロボットが人の生活をサポートする住宅

サンヨーホームズの住宅展示場に導入

 

リビングロボット(福島県伊達市)と藤田医科大学(愛知県豊田市)のリハビリテーション部門は、人の生活・活動を支援するロボットやシステムを共同開発。このほど大阪市のサンヨーホームズの住宅展示場内に「人協調型ロボティクス住宅」として導入した。

この住宅では、対話機能を搭載した「見守りウィーゴー」、自動走行や通話機能を搭載した「メカトロメイトQ」に加え、住宅内の移動をサポートする車いす型の「移動・移乗支援ロボットの3種類を用意。

左から「見守りウィーゴー」、「メカトロメイトQ」、「移動・移乗支援ロボット

例えば、運動や睡眠といった人の生活・活動データに加え、温湿度、CO₂濃度などの住環境データをセンサーで収集し、ロボットが会話を通じて居住者に通知する。

さらに、このシステムを活用した熱中症予防や侵入者検知、転倒通報機能なども備え、居住者を危険から守ることが可能だ。高齢者の自立支援や介護人材の不足といった課題の解決に寄与する。

今後は、建設要件や間取りを含めた研究にも着手し、2年後の社会実装を目指す。