New   2025.9.5

大建工業、木造アパート向けに遮音床構造を提案

防音建材組み合わせ快適な音環境に

 

大建工業は、木造アパート向けに遮音床構造「MUTECT」(ミューテクト)の提案を開始した。

木造アパートでは、RC造と比較して床衝撃音が下階に伝わりやすく、入居後に音トラブルに発展するケースも少なくない。

そこで今回、同社の防音建材を複合的に組み合わせたオリジナルの遮音床構造「MUTECT」を提案。木造アパートに対しても快適な音環境の提供に努める。

MUTECTでは、床構造材に直張防音床材「イエリアオトユカ45」、床下地材「遮音マットS09/S18」、防音用施工部材「防振ゴム天井M」を採用している。(一財)建材試験センターによる遮音性能の測定試験では、一般的なマンションと同等レベルの床衝撃音遮断性能が得られた。

また、一般的な木造アパートに要求される「1時間準耐火基準」をクリアするために必要な床構造材も組み合わせた状態で提案するため、複雑な防音設計は不要だ。施工も大工工事だけで完結する。