住友不動産と東京電力、薄型太陽光パネルの住宅設置へ
木造戸建で実証実験
住友不動産、住友不動産ハウジング、東京電力エナジーパートナー、TEPCOホームテックの4社は、超軽量・薄型太陽光パネルを戸建住宅に設置する実証実験を開始した。住友不動産グループと東京電力グループの連携サービス「すみふ×エネカリ」における新プランの開発につなげる。
「すみふ×エネカリ」とは、住友不動産が施工する新築戸建住宅、既存戸建住宅(リフォーム)を対象に、太陽光パネルと蓄電池を初期費用ゼロかつ、 月々定額で導入できるサービスだ。
しかし、設備自体の導入コストは低いものの、物件によっては設置場所が限られることもあった。また、既存住宅ではパネル設置によって屋根の重量が増える分、耐震補強工事などが必要になるケースも少なくない。
今回の実験で設置する太陽光電池は、電巧社(東京都港区)が提供する「フレキシブルソーラーG+」。パネル表面のカバー素材にフッ素樹脂による8層のコーティングを採用しており、一般的なガラスモジュールと比較して大幅な軽量化と薄型化に成功した製品だ。
実験では、これを住友不動産グループが運営・管理する「住友不動産の注文住宅 J・レジデンスモデルハウス」(東京都武蔵野市)と、「住友不動産の注文住宅 J・アーバンコートモデルハウス」(千葉県成田市)の屋根に接着剤で施工する。
施工後は、①パネルの施工性・耐久性、②住友不動産の戸建て住宅屋根との相性・デザイン性、③北面に設置したパネルの電力変換効率と防眩性(太陽光の反射率)―を検証。その結果を基に、2026年6月に「すみふ×エネカリ」への採用を目指す。

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