フラット35、中古住宅で利用急増 3割超に
注文住宅とほぼ同率
フラット35の利用が中古住宅で急増したことが、(独)住宅金融支援機構の利用者調査で明らかになった。
建て方別の利用割は、注文住宅(土地付き23.0%+建替え11.9%)が34.9%で最多。ただ、注文住宅は前年度の44.2%から9.3ポイントの急減となった。一方で、中古住宅(マンション14.3%+戸建20.5%)は、同7.4ポイント増の34.8%となり、注文住宅とほぼ同率で2位につけた。
3位以下は、分譲住宅が30.3%(同1.8ポイント増)、マンションが7.2%(同0.9ポイント減)の順だ。

また、フラット35の利用割合を年齢別にみると、最も多いのは30歳代で29.2%だった。前年度からは1.2ポイントの減少。近年、減少傾向が続いており、直近10年の推移をみると初めて3割を下回った。次いで多いのが40歳代(26.8%)だが、こちらも2年連続で減少している。
その反面、利用率が着実に伸びているのが50・60歳代だ。50歳代は6年連続増の18.7%、60歳代は5年連続増の14.3%となっている。そのため、平均年齢は2017年度以降上昇傾向が続いており、24年度は前年度から0.2歳アップの44.5歳となった。

なお、50歳代で最も利用が多い建て方は中古マンション(25.7%)。次いで、新築マンション(25.2%)、中古戸建(22.7%)、注文住宅(19.4%)となっており、いずれも2割前後だ。60歳代では、注文住宅が26.3%と全世代中でも最多。2位の新築マンションも21.6%で2割を超えている。
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