New   2025.7.7

住友林業、海外初の木材コンビナート事業を展開へ

北米の製材会社をグループ化

 

住友林業は、北米の製材会社Teal Jones Plain Dealing, LLC(TJPD社)を連結子会社化した。

TJPD社がルイジアナ州に保有する約100haの広大な土地と工場を活用し、住宅向けのディメンション材(2×4材をはじめとする構造部材)等を製造する。製造量は、アメリカの一般的な住宅約1万4000戸分に相当する年間約500万㎥。外部需要先への販売に加え、自社グループの分譲住宅事業、不動産開発事業などへの供給を予定している。

また、敷地内の約40haの遊休地を活用し、今後需要の拡大が見込まれるCLTなどのマスティンバーの製造や木材製材品の生産・販売を見据える。

さらに、これらの製造過程で出たチップや端材をバイオマス発電燃料やバイオリファイナリーなどへ利用することも検討。木材のカスケード利用を促進し、同社では海外初となる木材コンビナート事業の展開を目指す考えだ。

米国でも木材コンビナート事業の概要