アールシーコア、木造建築の再塗装で新技術開発
既存塗料の除去を不要に
アールシーコアは、木造建築の屋外部を再塗装する際に、既存塗料の除去が不要となる新施工技術「リペオーク」を開発した。
従来の工程では、再塗装する塗料の密着性を高めるために、ケレン作業やブラスト処理といった下処理が不可欠となっている。加えて、状況によっては剥離剤を使用することもある。
しかし、ケレン作業やブラスト処理では粉塵や騒音が発生する懸念があるほか、剥離剤については、環境上好ましくない物質を含む場合があり、使用後の回収や廃棄処理が必要になっていた。
一方、今回開発したリペオークでは、オリジナルの下地処理剤と独自の施工方法を組み合わせることにより、既存塗料を除去する作業を不要とした。
下地処理剤は、環境・人にやさしい機能性のある塗料を開発するキャピタルペイント(大阪府)共同開発したものとなっている。
2023年に同社の木造住宅ブランドBESSにリペオークを試験導入したところ、一般的な再塗装工程と比較して、費用・塗料共にほぼ半減できることを確認した。
なお、BESSの建物以外の木造建築に対するリペオークの試験提供も近く開始する。

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