2025.5.8

積水ハウス建設、高卒社員工を8年後に約3倍へ

育成体制などを強化

 

積水ハウスグループの積水ハウス建設ホールディングスは、高校卒業予定者を中心とした住宅建築を担う社員工「クラフター」の数を2033年4月時点で1000人にする計画を発表した。24年3月末時点では360人であり、8年後に約3倍に増やす。

そのための施策として25年度から育成体制の強化や待遇の改善に取り組んでいる。

育成強化では、クラフター訓練校の講師役であるトレーナー約2倍に増員し、受け入れ体制を拡充。その上で、トレーナー1人あたりが指導する訓練生の数を減らし、少人数体制で訓練を行う。

また、現場の指導役であるチーフクラフターを増員し、訓練後の育成体制も強化する。

待遇面では、2023年度、24年度と連続で行ってきた初任給アップを25年度も実施し、初任給を前年比で最大3%引き上げた。