2025.4.24

エヌ・シー・エヌ、「SE構法」の新バージョンを開発

対応可能な木造建築の範囲を拡大

 

エヌ・シー・エヌは、木質ラーメンと面材耐力壁を組み合わせた独自構法「SE構法」の新バージョンを開発し、同構法の登録施工店向けに2025年6月1日から発売する。

新バージョン「SE構法Ver.3」では、従来4.5mだった階高を6.0mにしたほか、最大スパンを12mから制限無し、最高高さを24mから30m、延べ面積を3000㎡から制限無しに変更している。

また、高い耐力と剛性を備えた木質廃棄物を原材料とする構造用パーティクルボード「G-BOARD」を標準採用。この性能を最大限引き出すため、「TN(Tough Nail)釘」も専用に開発した。壁倍率換算で11.7倍に相当する短期許容耐力を発揮する。

さらに、(一社)日本建築センターの新たな構造評定も取得しており、木造建築における設計自由度を向上させたことで、より大型の建物まで対応可能になった。