出力最大14%増の太陽電池 パナソニック エレクトリックワークスが発売
配線・電極など裏面に集約
パナソニック エレクトリックワークスは、「住宅用・産業用太陽電池モジュール MODULUS(モデュラス)ブラックモデル」を発売する。
最大の特徴は、従来品と比べて公称最大出力が向上している点。ハーフタイプで8%超アップの130W、標準タイプで10%超アップの265W、大型タイプで14%超アップの470Wとなっている。N型のバックコンタクト方式を採用したことで、出力の向上に成功した。
N型とは、太陽光パネルの種類のこと。太陽光パネルにはP型とN型という2つの主要なタイプが存在する。N型はP型よりも電力変換効率が高く、高温環境下でも性能が低下しにくいといった利点を持つのが特徴だ。モデュラスブラックモデルでは、モジュール温度の上昇による出力の低下を約20%改善しており、推定年間発電量が従来品と比較して11%超向上するという。
また、バックコンタクト方式とは、モジュールの配線・電極を裏面に集約することで受光面側(表)の発電を遮る要素を可能な限り排除する技術。これにより、太陽光の取り込み量が従来方式よりも増加するため、発電量が向上する仕組みだ。加えて、従来方式のように配線に屈曲部がないため、屋外環境での熱伸縮による金属疲労や、風・雪からの曲げストレスによるセルへの負荷軽減効果も期待できる。
モデュラスブラックモデルの価格は、ハーフタイプ10万7800円、標準タイプ20万5700円、大型タイプ35万2000円。2025年4月21日から受注を開始する。

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