LIXILが廃プラ、廃木材を使った循環型素材の量産開始
資源再利用でCO₂排出量8割削減
LIXILは、廃プラスチックと廃木材を原料とした循環型素材「レビア」の量産をスタートした。
レビアは、これまで再資源化が難しく焼却や埋め立て処分せざるを得なかった複合プラスチックをはじめ、ほとんどの種類の廃プラスチックと、廃木材を再生利用した新素材。1tあたりの製造工程で排出されるCO₂量を、同量の廃プラスチックや廃木材を焼却処分した場合と比較して約80%削減できることが特徴だ。
2023年1月にレビアを使用した舗装材「レビアペイブ」を発売したところ、ビジネスユーザーを中心に多くの反響があり、商業施設・オフィス・教育施設などさまざまな場所に採用された。
今回、反響の大きさを受けて、三重県津市の久居工場に廃プラスチックを微粉砕する工程と、押出成形をする工程を行う設備を導入。24年12月からでレビアの量産をスタートした。
久居工場がある中部圏は、廃プラスチックの排出量が関東圏に次いで2番目に多い。また、同工場は長年サッシ生産を担っており、高度な樹脂押出技術を有している。廃プラスチックの調達面や樹脂押出技術に優れた久居工場で良品質のレビアを量産し、循環型社会に寄与する新商品の開発などにつなげたい考えだ。

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