パナソニックHS 標準機能絞り水回り設備を値下げ
24年2月からシステムキッチン、システムバスで
パナソニック ハウジングソリューションズは、水回りの主力商品であるシステムキッチンおよびシステムバスルームを刷新、値下げをして2025年2月から受注を開始する。
同社が24年10月に実施した「暮らしの価値観に関する調査」によれば、約75%の人が「コロナ禍を経て自宅での暮らしに対する関心が高まった」と回答。そのうち半数が「(生活に)必要なものとそうでないものを見直した」と答えた。加えて、近年は物価高騰なども相まって無駄を省いたシンプルな製品が求められる傾向にある。
こうしたなか、今回の刷新では「住宅設備に求められる普遍的で必要不可欠な要素」にフォーカス。標準搭載する機能を調理や入浴に不可欠なものに絞ることで、システムキッチン・システムバスともに値下げを実現した。製品名も顧客が分かりやすいように「Panasonic KITCHEN」、「Panasonic BATHROOM」に変更する。
特に、システムキッチンでは普及価格帯の新商品として「S-CLASS」を新発売する。同社オリジナルの樹脂材料「スゴピカ素材」を使用した清掃性の高いカウンターや、3口横並びでゆったり調理できる「ワイドコンロ」などを普及価格帯でも採用。その分、収納パーツなど顧客の希望に合わせて追加できる機能や部材はオプションとすることで価格を抑えている。
具体的な価格は、118万5400円~と従来品よりも約13%安い。また、高級価格帯の「L-CLASS」も140万8200円~と約10%の価格ダウンを実現した。
システムバスルームについても、普及価格帯の「Oflora」が115万8000円~(約7%ダウン)、中級価格帯の「BEVAS」が122万円~(約15%ダウン)、高級価格帯の「L-Class」が169万円~(約14%ダウン)となっている。
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