2024.11.11

ノーリツ、水素給湯器の運転実証を開始

神戸高専の敷地内で

ノーリツは、水素100%燃焼の家庭用給湯器の運転実証を開始する。

同社は、2024年6月に神戸市、神戸市立工業高等専門学校(神戸高専)と事業連携協定を締結し、水素エネルギーの社会実装を進めているところだ。

今回の実証は、この協定で定めた連携事項の1つである「水素を活用した製品の早期社会実装に向けた実証実験」にあたるもの。神戸高専の敷地内に水素給湯器を設置し、家庭での使用に即したモードで運転させ、その経過を記録する。

実証期間は24年11月15日から1年程度とし、長期運転による信頼性の評価も行う。

同社は今後も連携協定に基づく取り組みを推進していく方針。協定で定める「神戸高専の学生を対象とした水素分野の人材育成」に向けては、24年度後半から25年度にかけて、神戸高専生に向けた神戸市とノーリツによる特別講義や、工場見学(生産工場および研究開発棟)の実施、技術者との座談会などを計画している。

神戸高専の保健室前に水素給湯器を設置する