パナソニック ホームズ、約4000件のビッグデータを間取り提案に活用
収納・回遊動線を基軸に
パナソニック ホームズは、収納・家事・可変性を基軸とした「暮らしやすい間取り提案」を戸建て住宅で展開する。
同社は約4000件にのぼるオーナー邸の間取りと収納の満足度について調査を実施し、回遊動線と収納に関するニーズを調べた。回遊性とは、家の中に行き止まりがなく、ぐるりと回って移動できるように設計された動線のことだ。
4000件のデータを分析した結果、リビングでは収納箇所が多いほど顧客満足度が高まる傾向があることを確認した。また、LDKや他居室、玄関スペースを狭めてでも確保したい収納として、玄関収納とリビング収納が人気であることも分かった。
さらに、10年前と現在におけるオーナー邸の間取り図面400件を比較したところ、共働き世帯の増加から家事を効率化する回遊動線ニーズが高くなっていることも把握した。
今回、こうした結果を受けて、収納と回遊動線を強化する「暮らしやすい間取り提案」を戸建て向けに展開していくとした。
「暮らしやすい間取り提案」では、リビング・ダイニングまわりに、動線に沿った収納を分散配置、玄関にはシューズインクロークを設置し、生活動線に合わせた適材適所の収納計画を提案する。加えて、キッチンについては家族全員で料理がしやすい動線、洗面室・ランドリールームについては「洗う、干す、収納」を効率化できる動線の間取り提案に注力するとした。
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