BXグループ、非住宅向け遮熱事業を本格展開
遮熱シートの設置を促進
文化シヤッターなどをはじめとするBXグループは、非住宅向け遮熱事業の本格展開を開始する。
近年、地球温暖化の進行に伴って夏場の気温が異常なまでに高まり、暑熱対策はもはや不可欠となっている。
そこで、同社グループは工場や倉庫、学校の体育館などの建物を対象として、屋内の天井に遮熱シート「はるクール」の設置を促進、熱中症対策や消費電力量の削減につなげる取り組みを開始する。
「はるクール」は、外気から侵入する熱量を抑制する屋内用遮熱シート。天井の梁に設けた吊り金具を結束バンドで固定するハトメ付きシート加工の「はるクールS」と、気泡緩衝材の両面にアルミ箔をラミネートし、天井の梁に磁石で取り付ける「はるクールA」の2タイプがある。両タイプともに不燃認定品で、現場の状況に対応した施工が可能だ。
同社グループの実験棟で「はるクールA」の設置実験を実施したところ、室内温度は「はるクールA(有)」が「はるクールA(無)」に比べて最大で9.2℃低いことを確認した。また、1日当たりのエアコン作動時の使用電力量は1.8kWh削減できることが分かった。
同社グループは、中期経営計画の中で「エコ&防災事業」を今後の注力事業に位置付けている。「はるクール」を主力とした遮熱事業の本格化に取り組むことで、グループ全体の成長につなげていきたい考えだ。
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