2024.9.30
23年の木材自給率、3年ぶりに上昇
最低だった02年の約2.3倍まで回復
2023年の木材自給率は42.9%だったことが、林野庁の「令和5年木材需給表」で分かった。
この需給表は、国内の木材需要・供給量を丸太換算し、製材や合板といった用材、しいたけ原木、燃料材などに区分してまとめたもの。
23年の木材自給率は、前年比2.2ポイント上昇の42.9%。3年ぶりの上昇となり、最低だった02年の18.8%と比較すると約2.3倍にまで回復した。
用途別にみると、建築用材などの自給率は55.3%で同5.8ポイント上昇、非建築用材等の自給率は35.7%で同1.5ポイント上昇している。
しかし、需要量、供給量自体は減少傾向にある。
総需要量をみると、23年は7985万3000㎥で前年比6.1%、521万6000㎥減少した。用材は12.0%、812万5000㎥の減少となっている。
また、供給面については国内生産量が3425万9000㎥(同1.0%、33万4000㎥減)。用材は121万4000㎥で同5.0%、33万4000㎥減少した。
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