住友林業、豪州最大手の住宅会社グループを買収
戸建て着工戸数が全豪ナンバー1規模に
住友林業は、100%子会社のSumitomo Forestry Australia Pty Ltd.(ビクトリア州メルボルン、小田金泰裕社長)を通じて、オーストラリア最大手の住宅会社Metriconグループの持分51%を取得、連結子会社化することを決めた。
オーストラリアの2023年の人口は約2664万人だが、移民政策の推進などによって34年には人口が約3090万人にまで増加するとみられている。これを受け、オーストラリア政府は24年7月からの5年間で120万戸の住宅を供給する目標を掲げている。つまり、オーストラリアには、人口増加を背景とした安定的な住宅需要が期待できるというわけだ。
今回、住友林業が買収したMetricon社は、オーストラリア全体の人口の約8 割を占める東部(ビクトリア州・クイーンズランド州・ニューサウスウェールズ州)と南オーストラリア州を中心に注文住宅事業を展開している住宅事業者。一次取得者向けから高級物件まで幅広い商品を揃えており、特に、住友林業グループが未進出のビクトリア州メルボルンの周辺エリアで高いブランド力を確立している。年間住宅着工戸数は3894戸を誇る。
Metricon社の買収により、住友林業グループのオーストラリアでの戸建て住宅着工戸数は年間7000 戸以上となる見込み。これは全豪1 位相当であり、長期ビジョンで掲げた目標であるオーストラリアでの戸建て住宅供給戸数5500 戸を 6 年前倒しで達成することになる。
今後は、2030 年までに当初計画の倍となる年間1万戸の供給体制を目指す方針だ。
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