2016.7.15

住宅水廻り設備で、中高級市場の提案が活発化

中高年のリフォームニーズがピークに高付加価値化が加速

住宅設備関連企業が相次いで水廻りの高価格帯新商品を発売し、高級市場が活気づいている。裕福な中高年のリフォームニーズがピークに差し掛かかっているため、各社は高付加価値な商品を通じて、リフォーム需要の開拓を狙っている。

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住宅水廻り設備で、高級市場への提案が活発化している。TOTOはシステムキッチン「CRASSO(クラッソ)」を6年ぶりにフルモデルチェンジし、「THE CRASSO(ザ・クラッソ)」として8月に販売を開始するが、特に高級市場の開拓を狙う。従来よりも10~20%商品単価を上げ、意匠性や機能性を向上させて高付加価値化を図る。