ベターリビングが「防災安全合わせガラス」を認定
新基準を策定、台風被害などに備える
(一財)ベターリビング(BL)が新たに優良住宅部品認定基準「安全合わせガラス」を制定し、そのなかのBL-bs部品としてガラス3社の「防災安全合わせガラス」を認定した。
今、台風の大型化、頻発化により住宅被害が生じている。暴風で飛ばされた屋根材等の飛来物が窓ガラスを割り、場合によっては吹き込んだ風により屋根が飛ばされるという被害も起こっている。
こうした社会的課題に対し、板硝子協会からの相談もありBLは「制度の趣旨にも合致している」と新たな基準の策定に乗り出した。
「防犯安全合わせガラス」は、飛来物衝突の安全性、防犯性、人体衝突の安全性を持つ「安全合わせガラス」のうち、「屋根瓦の破片相当」以上の飛来物の衝突に対する安全性を持つもの。2kgの2×4材を12.2m/sで衝突させて貫通または孔があかず、その後の繰返し圧力載荷試験でも孔があかないことが求められる。
今回認定を受けたのは、AGCの「ラミセーフシェルター」、セントラル硝子の「ラミレックスBb」、日本板硝子の「ラミベーンシェルター」の3商品。
板ガラス協会は、これまでJIS R 3205に規定された合わせガラスを「防災安全ガラス」と呼称してきた。防犯性については「CPマーク」(防犯性能の高い建物部品)の規定で中間膜厚30ミル以上が定められていたが、飛来物の衝突に対する安全性については基準がなかった。今回、BLで基準が策定されたことから、中間膜60ミルのBL-bs部品相当の合わせガラスを「防災安全合わせガラス」とする新たな基準を制定、その普及を図っていく考えだ。

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