急成長を実現した住宅会社が成長のための経営ノウハウを提供　アイ工務店「Ai-COSS」

2010年の創業から急激な成長を続けるアイ工務店。住宅企業では№1の売上成長率を誇る同社（東京商工リサーチの調べ）の成長ノウハウを余すことなく提供しようというのが、工務店経営のプラットフォーム「Ai-COSS」だ。新たな機能や工務店経営の実態に即したバーションアップなど、さらなる進化も遂げており、導入企業からも高評価を得ている。

工務店経営の実態を踏まえて
より使いやすいシステムを提供

工務店経営のプラットフォーム「Ai-COSS」は、生産性向上に貢献する基幹業務システムと施工管理システムを包括する「AIsys（アイシス）」、即提案・速契約を実現する営業プレゼン・見積システム「PRMIA（プレミア）」、調達コストの削減を促す仕入代行システムという3つの仕組みで構成されている。いずれもアイ工務店の成長を支えてきたものだ。

まず「AIsys」は、顧客・商談管理から原価、発注、請求、アフターサービスなどの住宅建築の全ての業務をサポートするクラウド型の基幹業務システム。電子発注なども行えるようになっており、業務負荷の軽減や効率化に貢献する。電子帳簿保存法の改正やインボイス制度などにも既に対応している。

施工管理機能も備えており、社外の協力事業者との情報共有やコミュニケーションを円滑に進めることができる。
ID数に応じて料金が高くなるということもなく、協力事業者が増えてもコストが変わらない点も「AIsys」の特徴のひとつ。

また、工務店経営の実態を踏まえて、工務店の声を反映しながら、不要な機能などを集約し、より使いやすく、なおかつより大きな効果が得られるようにバージョンアップを施した。

さらに分譲住宅やリフォーム事業などでも使えるための機能を新たに実装したほか、会計データをエクスポートし、他の会計ソフトなどと連携するといった作業が行いやすくなった。

プラン集の提供をスタート
営業担当者の即提案を支える

営業プレゼン・見積システム「PRMIA」は、簡単なマウス操作とドラッグ＆ドロップによって営業担当者でも簡単に平面プランを作成できるツール。その情報から3Dの立面図やパース、さらにはルームツアーが行えるVR画像も自動で作成できる。

このツールを活用することで設計担当者が同行することなく、営業担当者だけでプラン提案が行えるようになるため、営業力の強化、さらには設計業務の効率化などを実現できる。

さらに、新たに「Z-MAP」というプラン集の提供もスタート。これは顧客の要望を聞きながら、その場でアイ工務店の458プラン（反転プラン含む）から最適なものを提案できるというもの。

プランをカスタマイズすることも可能で、ゼロからプランを作成するよりもスピーディーにプラン提案を行えるようになる。

打ち合わせの場でプラン提示を行うことも可能になり、営業担当者による即提案、さらには即契約にもつながるツールとなっている。

資材価格の高騰も克服
より充実する仕入代行システム

仕入代行システムも「Ai-COSS」を導入する大きなメリットとなっている。アイ工務店の資材調達力を生かして、プレカット材から建材・設備まで1棟分の資材を調達することが可能だ。

ただし、FCなどとは異なり、必ず特定の資材をアイ工務店経由で購入するといった縛りはなく、工務店の状況に応じて必要なものだけを発注できる自由度の高い仕組みになっている。

最近では高断熱住宅対応の商材やアイ工務店のオリジナル商材の取り扱いも拡充。オリジナル商材については、壁倍率3.3倍の大臣認定を取得している制震ダンパーやプレセットタイルパネル「TOWA」などを販売している。「TOWA」は、タイルを下地サイディングに予め工場で張り付けた一体型パネル。高級感のある外壁でありながら、工期はサイディングと同等だという。

さらに設備機器の延長保証や構造躯体の20年保証といった付帯サービスも提供している。

仕入代行システムについては、建設資材の高騰の影響もありニーズが高まっており、中小工務店1社だけでは難しい調達リスクを回避できるものとしても注目度が高まってきている。

導入企業で高まる評価
様々な効果が明らかに

現在、全国50社の工務店が「Ai-COSS」を導入しているが、アイ工務店では導入前の打ち合わせを通じて、「対等の関係性を維持しながら理念を共有できると判断した工務店との提携を進めている」という。

既に「Ai-COSS」を導入した企業からは、様々な声が上がってきており、例えば「積算・購買担当者の目線では、工務店が楽を出来るシステム」といった評価を得ている。

その他にも、「商談サイクルが高速化し、プラン提案回数が飛躍的に増えた」、「コストを抑えて住宅の高性能化を実現し、集客も好調」、「実行予算策定時と完工時の利益率のブレが5％程度あったものが、今では1％程度で収まるように」、「（仕入代行システムによって）15％くらいコストダウンした商材もあった」。「（仕入代行で購入した気密部材をマニュアル通りに施工したところ）C値0.2㎠／㎡という測定結果が出た」、「（高気密・高断熱化しても）資材原価を約10％コストダウンできた」といった声が寄せられている。

こうした採用者の声は「Ai-COSS」が工務店経営にもたらす効果が大ききことを証明しており、まさにアイ工務店の成長のノウハウを全て提供するツールであると言えそうだ。

Ai-COSS導入企業、全国に拡大中