独自の特許技術で見せて・体感し楽しませる満足の住宅営業を実現

顧客の想いを形にするVR体験を ファイン「ハウジングVR / AUTOPERS VR / WebVR」

住宅営業の場面で、VRを用いたプレゼンなどが不可欠になるなか、ファインでは用途に応じた多様なVRを作成するサービスを展開している。

同社の創業は1991年。手書きの建築パースの提供から事業をスタートさせた。その後、建築パースのデジタル化にいち早く着目し、業界に先駆けてCG素材集の販売を開始。当時からその精度の高さなどから高い評価を得てきた。現在では、14万点以上のパース素材を専用アプリで配信する「DATA STATION members」などを展開する。多くの建材メーカーとも連携しており、CADやCGソフトで利用できるメーカー商品データを無料で提供するWebサービスも運営している。

さらに、「AUTOPERS」というサービスも提供している。このサービスは、建築CADなどから出力した建物データを取り込むことで、3Dの建築パースを素早く自動作成するものだ。

そして、2013年からは建築パースの作成ノウハウを活用しVRの分野に進出した。CGパース作成の先駆者としての技術力やノウハウを生かした同社のVRは、よりリアルな疑似体験を提供することができる。

思いを形に出来る頼れる存在になる―。同社が掲げるこの理念を具現化したVRこそが、他社と一線を画す特徴になっている。

VR内のパネルで空間が変化
顧客満足度を高める疑似体験を

同社のVRサービスのひとつである「ハウジングVR」は、高精度な描画によって、体験型のプレゼンを可能にするものだ。

戸建住宅のモデルハウスやマンションのモデルルームの場合、1つのモデルを構築するために莫大なコストがかかり、建てた後には維持費も発生する。顧客が違うタイプのモデルハウスやモデルルームを内覧したいと考えても、カタログや営業担当者の言葉で説明するしかないのが実状である。

「ハウジングVR」は、こうした課題を解決するものだ。しかも、モデルハウスやモデルルームよりも安価に、顧客満足度が高い疑似体験を提供できる。

「ハウジングVR」では、同社が建築パースの作成で培ってきたノウハウや人材を活用し、実際に建築する住宅に限りなく近いバーチャル・モデルハウスを作成する。前出の「DATA STATION members」に収録された14万点以上のデジタル素材も生かしながら、より現実感あるインテリアなどを演出できる点も特徴のひとつだ。

加えて、没入型ヘッドマウントディスプレイを装着し、バーチャル・モデルハウスを体感することで、実際のモデルルームを見学しているような体験を得られる。
「ハウジングVR」の最大の特徴が、VR空間上に表示されているパネルを操作して、空間を変化させることができることだ。

バーチャル・モデルハウスを体感した顧客は、バーチャル空間内に設置されたパネルを操作することで、インテリアの色やデザイン、サイズなどを自由に変更することができる。壁にサッシを取り付けたり、天井を取り除いて吹き抜け空間にしたりといったことが、VR空間内のパネル操作で行えるのだ。当然ながら、VR空間は自由に歩きまわれる。

この技術は、同社が独自に開発したもので、特許を取得しており、同社の提供するVRだけで利用できる機能だ。現実世界にあるパソコンなどを操作して色などを変更するのではなく、バーチャル空間内のボタンで操作ができるため、より没入感が高い体験を得られる。

また、リアルなモデルハウスやモデルルームとは異なり、様々なタイプのインテリアデザインをその場で確認できる。さらに、方角をはじめ窓の位置や大きさ、時間の経過による陽の差し込み方の確認もできるため、顧客満足度の向上にも寄与する。

イベント会場や実際の展示場で、「ハウジングVR」で作成したバーチャル・モデルハウスの体験会などを開催することも多い。窓からの景色に花火を映し出すといった演出も可能だ。顧客に楽しんでもらいながら、受注へとつなげていく営業活動を可能にするツールである。

ハウジングVR
VR 内のパネルを操作して空間を変化させることが可能。
VR 空間に表示された操作装置によって空間を変化させる機能はファイン独自の技術。
特許を取得している。

CADデータから瞬時にVR作成
年間30万円で使い放題

受注後の顧客との打ち合わせ段階で利用されているツールが「AUTOPERS VR」。住宅会社が使用している建築CADなどから出力した建物データ(3DSファイル)を読み込むだけで、邸別のVRデータを瞬時に作成できるというもの。3DSファイルを出力できるCADソフトさえあれば、出力した3DSデータを開くだけで3DのVRデータとして読み込まれる。

データの読み込みからVRデータの作成にかかる時間は1分程度。わずかな時間でVRを作成でき、しかも外部業者を頼ることなく内製化できる。

通常、VRを作成する場合、設計図書などの必要な情報を、制作を行う業者に提出し、そこから作成作業を進め、修正作業などを繰り返し行うこともある。結果として、施主に提案するまでのリードタイムが長くなり、失注につながることもあり得る。

「AUTOPERS VR」なら、そういった心配がない。施主との打ち合わせ中にプランの変更が発生しても、自社で変更して再びVRでプレゼンを行うことができるからだ。

プランの変更後もVRで確認してもらうことで、これまでにはないカスタマーエクスペリエンス(CX)を提供できる。

外観、アプローチ、室内、バルコニーなど建物のあらゆる場所を360°自由に見てまわれる。

動線などを確認できるだけでなく、部屋の広さや天井の高さ、キッチンのカウンターの高さなどをリアルに体験できる。図面などではイメージを確認し難い部分の確認作業が行えるため、完成後に「イメージと違う」と施主から言われ、クレームに発展するリスクの回避につながる。つまり、高い精度で顧客とイメージが共有できるというわけだ。その結果、顧客満足度の向上に貢献する。

作成したVRはデータとして蓄積していくため、重要な営業活動の資産が増えていくというメリットもある。

「AUTOPERS VR」は、年間30万円の料金で無制限に使用できるというサブスク型の料金体系を採用しており、プランが変更になる度に、コストを気にすることなく何度でもVRで確認するといったこともできるようになる。

AUTOPERS VR
CADなどから出力した建物データ(3DSファイル)から、邸別のVRデータを瞬時に作成。
外部業者を頼らずに内製化でき、VRを使って素早くプレゼンが可能。

スマートフォンなどでも利用可能な簡易版も用意

ファインでは、「WebVR」という360度パノラマVR制作サービスも展開している。前出の「ハウジングVR」の簡易版という位置付けのものだ。

インターネット環境さえあれば、パソコンだけでなくタブレットやスマートフォンなどの各種デバイスで、バーチャル・モデルハウスを体験できる。

「ハウジングVR」と同じように、VR画像内に設置された操作パネルによって、内装仕上げのカラーなどを変更するといった機能も備えている。また、ワンタッチでVRゴーグルなどに対応する画像に切り替えることも可能だ。

自社のホームページなどで公開することで、集客装置としての役割も果たす。加えて、賃貸住宅などのイメージをホームページ上でより具体的に伝える際などにも利用できる。

1物件当たり4万円程度から利用できるという手軽さが大きな特徴のひとつになっている。

集客からクロージング、プラン検討までのCXを向上

ファインが提供する「ハウジングVR」、「AUTOPERS VR」、「WebVR」を利用することで、集客からイベントや展示場でのクロージング作業、さらには契約後のプラン検討までをVR化できる。

VRによって没入感が高い体験を提供できるだけでなく、完成イメージのズレなどを解消し、顧客満足度の向上にも大きく貢献する。新しいカスタマーエクスペリエンスの提供を通じて、これまでにない住宅営業スタイルの構築にもつながりそうだ。

まさに、作り手と顧客の想いを形にするDXツールである。

WebVR
インターネット環境さえあれば、パソコンやスマートフォンなどの各種デバイスで、バーチャル・モデルハウスを体感できる。

VRゴーグル用2眼表示

株式会社ファイン

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