セレンディクス、3Dプリンター住宅のキット販売開始
屋根別売りで50㎡330万円~
セレンディクスは、北海道を除く全国において、3Dプリンター住宅「serendix5(セレンディクス・ファイブ)」シリーズのキット販売を開始した。

同社は2023年に初めて3Dプリンター住宅を完成させて以降、3Dプリンターによる建設技術の開発と実用化に取り組んでいる。24年9月には、能登半島地震の被災地である石川県珠洲市に3Dプリンター住宅を供給した実績を持つ。
こうしたなか、能登半島地震の被災者からは「親戚や知人業者などへ自ら手配するので、部材だけ提供してもらって3Dプリンター住宅を建てられないか」という要望が寄せられていた。
今回キット販売する「serendix 5シリーズ」は、大阪・関西万博で駐車場管理棟として供給したものと同モデル。キットには、3Dプリンター製の躯体(壁)10パーツと作業手順書を同梱しており、施主が自ら施工手配することが前提の仕様だ。建物本体や電気工事、給排水工事など有資格者が必要な作業は専門業者に依頼する必要があるが、内装についてはDIYが可能だ。セレンディクスは、リモートで施工サポートを提供し、電話相談などにも無償で対応する。

3Dプリンターで出力した壁パーツを組み合わせたシンプルな構造により、標準工期は約3日(実働1日8時間計算)と短い。
価格は、50㎡モデル(壁10パーツ+作業手順書)で330万円~。最小30㎡~最大200㎡まで、顧客の要望に合わせて建築面積を変更することが可能だ。
なお、屋根はオプションパーツ扱い。金属製と木製の2種類から選択することができる。
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