SHiZEN(シゼン)SAND

こだわり層にターゲットを絞る外装/内装材 使い手の自由な発想を喚起

2020年に立ち上げた外装/内装用建築素材の新ブランド「SHiZEN」の「OBORO」に次ぐ第2弾が「SAND」だ。SHiZENの開発に当たり、デザインにこだわった建築家やデザイン系ビルダーなどにターゲットを絞り、どういった外装材、内装材を求めているかをヒアリングした。その結果、分かったことは「シンプルだけれどもノーマルでない、さりげない個性があるもの」、「シンプルなパネルで素材感があるもの」であった。

こうしたニーズを踏まえ、これまでの窯業サイディングの延長線上にはない、新しいコンセプトの外装/内装用建築素材を生み出した。建物のフォルムをより美しく見せるシンプルデザインが大きな特徴。木目調やタイル調などのフェイク意匠ではなく、フラットな素材に塗装や仕上げで表情にアクセントをつける。建築家が手がけるようなキューブ型住宅での全面づかいを想定している。

フラットベースの表面に施した、ふわっとした色ムラが特徴であったOBOROに対し、2021年4月に発売したSANDは板の表面に砂をちりばめ、よりマットな質感を追求した。陽の光をやわらかく映し、暖かな印象を与えるデザインだ。

  • 建物を美しくみせる内外装兼用のシンプルなデザイン

  • 表面に砂をちりばめたマットな仕上げのSAND

  • ディテールにもこだわり 目地や出隅にも配慮

  • 室内外で連続して使うことで広がりを感じさせる提案が可能

    記者の目

    SHiZENはターゲットをデザインにこだわる層に絞り込んだ商品。これまで窯業サイディングを採用していた層からは「どういった使い方をするのか?」とのとまどいの声も聞かれたというが、設計事務所やデザイン系ビルダーは「面白い、ぜひ、使いたい」と評価。同社の狙い通りと言え、大きな差別化に結び付いている。
    デザインにこだわりを持つ建築家やデザイン系ビルダーなどは、従来の窯業サイディングを敬遠する傾向があると言われてきた。汎用品として普及しすぎていることもあり、個性を演出しにくいという面がある。しかし、本当に窯業サイディングで個性を出すことはできないのか──。シンプルであるがゆえに、使い手の自由な発想を喚起する。SHiZENは、そんなこれまでになかった新しいコンセプトの建築材料の姿を示したと言える。

    DATA

    商品 SHiZEN(シゼン)SAND
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    発売 旭トステム外装株式会社