フロッキン狭小壁

さまざまな納まりに対応する狭小耐力壁 大開口でプラン自由度が向上

ダイドーハント(大阪府吹田市)、栗山百造(新潟県三条市)が製造、販売する狭小耐力壁「フロッキン狭小壁」は、2018年の発売以来、販売実績は右肩上がりで伸びている。2020年の販売セット数は前年比5割増となった。

柱頭金物、柱脚金物、アンカーボルト、狭小壁用面材、専用のドリフトピン、ビスなどで構成する在来軸組工法対応の耐力壁で、粘り強い専用の金物を使い、ビスの配置などを工夫することで、高い耐力を実現する。

一般的な耐力壁の半分の寸法、柱芯350mm巾で壁倍率7倍相当の耐力を確保できる。さらに、「中柱型」、「隅柱型」、「隅柱型直交梁勝ち又は通し柱」といったさまざまな納まりで耐力検証を行い、設計マニュアルも用意している。「さまざまなパターンの納まりで試験を行っているので確認申請もスムーズに行える。難しい構造検討をする必要がなく一般的な構造計算ソフトで入力できる」(同社)。

最も採用事例が多いのは狭小住宅でインナーガレージを設置するケースだ。玄関正面に有効的に配置することで、狭小地でもインナーガレージを設置でき、ゆとりあるアプローチとワンボックスカーも入る駐車スペースを確保できる。

  • より使いやすく進化 2、3階にも対応 無垢製材タイプの開発にも着手

  • 「フロッキン狭小壁」が採用された東京・銀座の木造2階建ての店舗。ガラスのファサード越しに、開放的な空間を一望できる

  • 非住宅木造向けの提案を強化 特注金物製造、構造計算にも対応

    記者の目

    近年、狭小耐力壁の存在感が高まってきている。「狭小地の住宅において設計プランの自由度を高めたい」、あるいは、「非住宅木造で付加価値を高めた提案がしたい」といったニーズに応えるもので、差別化を進める住宅事業者から支持を集めている。しかし、さまざまな狭小耐力壁が製品化されているが、中には制約が多く、使いにくいといった声も聞く。対して、ダイドーハントの「フロッキン狭小壁」は、使い勝手のよさから多くの支持を集めている。さまざまな納まりに対応するほか、一般的な構造計算ソフトで入力することができる。より使いやすくするための商品開発にも注力している。従来、1階セットのみだったが、市場の声に応えて2、3階セットも追加で販売した。今後の進化にも期待したい。

    DATA

    商品 フロッキン狭小壁
    価格 お問い合わせください
    発売 株式会社ダイドーハント/株式会社栗山百造