住宅のさらなる省エネ化が求められる中で、多くの住宅事業者がZEHなどの高性能住宅づくりを活発化させている。こうした中で、旭化成建材は、高性能化、多様化する断熱ニーズに対応するフェノールフォーム断熱材「ネオマシリーズ」の販売強化に乗り出す方針だ。ネオマシリーズは、ネオマフォーム、ネオマジュピー、ネオマゼウスという3つの断熱材で構成される。同社は2000年10月に、業界初となるノンフロン化を実現した高性能フェノールフォーム断熱材としてネオマフォーム、また2010年に床充填断熱用のネオマジュピー(当時の名称はジュピー)を発売した。100ミクロン未満という微細な気泡構造により、当時としては熱伝導率0.020W/(m・K)という一般的に使われる断熱材のなかで世界最高レベルの断熱性能を付与した。また、2018年1月にネオマゼウスを発売予定だ。ネオマゼウスでは、製造プロセスを見直し発泡構造の最適化を図ることで断熱性能の向上を図り、ネオマフォームよりも1割断熱性能を高めることに成功した。熱伝導率0.018W/(m・K)を達成し最高水準を引き上げた形だ。

壁も屋根も床も1つの断熱材シリーズで対応可能

工務店などは、ネオマシリーズを壁、屋根、天井に適材適所に組み合わせることで、目標とする断熱性能をクリアできる。従来は、外張り断熱としてネオマフォームが用いられるケースが多かったが、より高性能な住まいづくりが求められる中で、実際に外張り断熱だけでなく、充填断熱に使用するなど多様化している。

 記者の目

旭化成建材は、茨城県・境町に「快適空間ラボラトリー」を開設した。体験棟と展示棟で構成され、体験棟には、ネオマフォームを屋根や外壁、基礎などに使用した。そのほか、樹脂サッシなども採用。UA値0.2という優れた断熱性能を実現した。工務店などに活用を促し、「あたたかい暮らし」を体感してもらうことで、住宅の高断熱化を推進していく考えだ。

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