2018.3.6

三井不動産 “育住近接マンション”を柏の葉で開発

郊外型賃貸の付加価値に

三井不動産はマザープラネット(千葉県柏市・藪本敦弘 代表取締役)のワンストップの子育て支援サービスを導入した賃貸マンションを千葉県柏市の柏の葉スマートシティで開発した。東京都心居住の富裕層にターゲットに、“育住近接賃貸マンション” として訴求し、成果を見ながらワンストップの子育て支援サービスを郊外型賃貸マンションの付加価値にしていきたい考えだ。

三井不動産は柏の葉スマートシティ(千葉県柏市)内で、地上36階・総住戸491戸の大規模な賃貸のタワーマンション「パークシティ柏の葉キャンパス ザ・ゲートタワー ウエスト」(以下、ゲートタワー ウエスト)の入居を開始、子育て支援事業を行うマザープラネットと連携し同賃貸マンション内に子育て支援に関するワンストップサービスをワンフロアで提供する。共働き世帯の負担をできるだけ軽減できるように配慮した。「従来から、保育施設をマンションに併設するケースはあったが、それに加えて子育て世帯をサポートするための様々なサービスを導入する。これまで、“保育+保育インフラ”という子育て世帯を支援するワンストップサービスはなかったのでは」と三井不動産・柏の葉街づくり推進部の加藤智康部長は自信を見せる。

子育て支援の核となる保育施設については、入居者が優先的に入園できる入園保証付きの認可外保育園「チコル☆保育園」を設置。第一期入居者のうち先着70名まで入居できる。運営事業者のマザープラネットと連携することで実現した。待機児童は増加傾向で約2.6万人にまで膨れ上がっており、入りたくても入れない家庭は多いだけに、子育て世帯への訴求力は高い。「チコル☆保育園」は通常の営業時間中の保育だけでなく、一時保育や20時までの預かりを行う。夜間保育にも対応する。


この記事は会員限定記事です。
無料会員になると続きをお読みいただけます。

アカウントをお持ちの方

ご登録いただいた文字列と異なったパスワードが連続で入力された場合、一定時間ログインやご登録の操作ができなくなります。時間をおいて再度お試しください。