クラウドファンディング不動産投資への期待高まる
地方の中小不動産の空き家再生や賃貸、民泊への投資需要開拓へ
クラウドファンディングを活用した不動産投資への期待が高まってきている。少額から融資できるメリットを活かして、これまで不動産投資の対象とされてこなかった地方の中小不動産の空き家再生や、賃貸住宅などへの投資需要の開拓を図って行こうとする動きが出てきている。
海外に比べると、日本の不動産投資市場はまだ発展途上というのが実情だ。主に投資を行っているのはプロの投資家で、一般の個人にとって、不動産投資のハードルは高い。このため、ネットを通じて少額で投資できるクラウドファンディングのメリットを活かして、不動産投資市場の開拓を図る動きが活発化している。
例えば、クラウドリアルティ(東京都千代田区・代表取締役 Founder&CEO:鬼頭武嗣氏)は、金銭でのリターンを伴う“投資タイプ”の不動産クラウドファンディングサービス「Crowd Realty」の運営を今年6月から本格的にスタートさせた。「Crowd Realty」では、これまで不動産投資の対象とされてこなかった取り組みを投資対象としている。例えば、地方の中小の住宅・不動産事業者などが、空き家などの遊休不動産をリノベーションして宿泊施設やシェアハウスにするといった取り組みだ。
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